公害問題について

裁定の結果について

「付近住民らの主張する悪臭・騒音による生活被害は生じていない」

高坂鶏農園は、令和3年4月23日、高坂鶏農園の事業活動によって悪臭・騒音等の生活被害を被ったと主張する付近住民3名らを相手方として、「高坂鶏農園の事業活動によって付近住民ら3名に対して悪臭、騒音等の生活被害が生じていないこと」の確認を求めて、総務省公害等調整委員会の原因裁定手続を申立てました。
これに対し、付近住民らは、高坂鶏農園に対して、令和4年2月18日、「平成31年以降、高坂鶏農園の事業活動によって付近住民ら3名に対して悪臭・騒音等の生活被害が生じてきたこと」の確認を求めました。

同手続において、令和4年3月4日には総務省公害等調整委員会の現地調査、令和4年9月29日、30日には臭気測定調査、専門家である樋口 能士教授の調査等が実施されました。

これらの結果を受けて、令和5年9月14日、公害等調整委員会裁定委員会 裁定委員長 永野厚郎より、「付近住民らの主張する悪臭・騒音による生活被害は生じていない」という判断が下され、全面的に高坂鶏農園の主張がすべて認められました。公害等調整委員会の裁定書は、総務省のHPにも掲載されており、以下のリンクからご確認いただけます。

地域住民の声

地元で農業を営むものとして、後継者不足による空き農地の増加やそれに伴って衰退の一途をたどる地区の現状に対し心を痛めておりました。高坂氏より空き農地を再建したいと打診があり、微力ながらそのお手伝いをさせていただき、今までに2万坪ほど購入されたとおもいます。篠山で有機栽培の野菜作りをし、ブランド化していくことを高坂氏の発案で始めましたが、一般の農家では考えられない最新の農機などを導入し、科学技術を駆使する手法には驚かされました。養鶏に限らず様々な面で日本の農業に問題提起し、解決していこうとされる姿勢を持っておられます。

高坂鶏の堆肥については、科学的な農業が解らない一部住民より中傷がありますが、私は野菜の栽培においては肥料としての可能性を多分に感じています。鶏舎は隣接する京都に移転する事となりましたが、高坂鶏の堆肥を使用した野菜の栽培を通じて、今後も丹波篠山の地域農業にも貢献していただければ幸甚です。

丹波篠山市桑原地区 元自治会長 谷掛弥市

京丹波町は、丹波篠山市と県をまたいで隣接しており、自然豊かな風景の残る京丹波は水源にも恵まれた土地です。農業をするために良い環境にあると自負しておりますが、それでも地域として抱えている問題は篠山と同じく、活気があるという状態ではないでしょう。

兵庫県にもご挨拶に行き、了解頂いた「高坂鶏」ブランドの新たな聖地として、国内外から注目されることももちろんですが、特に既にブランド化している地域の農作物や髙坂氏持論の最も大事なこと「米の栽培」そして高坂鶏のコラボレーションなどで、更に地域農業の発展、しいては地域全体の活性に寄与していただくことを期待しております。

京丹波町下大久保区長 山田良一

高坂さんが川阪地域で離農や後継者不足で荒れ地となっていた土地を買い取って、農地を「よみがえらせた」ことにより、景観はとても良くなりました。地域が蘇ったことに関しては、町に貢献してくださっていると思いますし、住民も増えて個人的には良かったことだと思っております。

鶏舎については、自宅から離れておりますので日常的な影響はわかりかねます。しかし、ごく最近、鶏舎近くに住む親類を訪ねた際に鶏舎を確認しましたが、天気や季節の関係もあるのかもしれませんが、臭いや音はほとんど感じることはありませんでした。
また、自宅の目の前に高坂さんの畑があり、鶏糞を入れていますが、臭いがしたことは一度もありません。私が、畑の一番近くに住んでいるため、何者かが私の名前を語って公害問題をでっち上げているようですが、「総務省公害等調整委員会」の調査には、自らの言葉で事実を話させていただきます。

丹波篠山市川阪在住 足立清美